英語のリスニングが上達しない原因5選|上達のコツとおすすめ勉強法

英語勉強法|更新日 2023年7月20日
英語のリスニングと言えば、音読やシャドーイングで自分の声にしてみる、洋画や洋楽を取り入れるなど、さまざまな勉強方法があります。 実は、これらの練習にはそれぞれ違った目的があり、最も効果的な練習法は、現状リスニングができない原因によって変わってきます。 英語のリスニングができない・苦手・聞き取れない・・・といっても、単語がうまく聞き取れないのか、スピードについていけないのか、リスニング試験の設問を読む時間がないのか、具体的にどういった症状で何が原因なのでしょうか? 一方で、「何ができないのか」「なぜできないのか」といった症状とその原因を解明し、弱点を克服するトレーニングに取り組めば、ちゃんとリスニング力は改善されていきます。 本記事では、リスニングが上達しない5つの原因とその対処法について解説するとともに、効果的な勉強法や教材の選び方・上達のコツについて紹介しています。

目次

英語のリスニングが上達しない5つの原因

まずは「英語のリスニングができない」が具体的にどのような現象なのか、その原因とともに探ってみましょう。主に次の5タイプが考えられます。

  1. 単語や文法についての知識がない
  2. 英単語の正しい発音を知らない
  3. 英語特有の音声変化やリズムに慣れていない
  4. 英語音声のスピードについていけない
  5. 会話背景や設問を理解できていない

1. 単語や文法を知らない

まず、リスニングに必要な単語の知識が不足していると、英語を意味のある音として聞き取れず、英文を聞き取るのが難しくなってしまいます。

文法の知識についても、学校で習った「現在完了」「仮定法」など文法用語の知識だけでは、リスニングには不十分です。

例えば「何か飲み物がほしい」という時に、「I」「something」「drink」「want」といった単語の羅列を、即座に「I want something to drink.」というように、意図した意味に沿うように並べ替えるスキルが、リスニングにおける「文法の知識」です。

ご自身がこういった実践的な「単語の知識」・「文法の知識」を把握しているかどうかチェックしてみてください。

2. 単語がどう発音されるか音を知らない

英単語は、見た目の綴り通り発音されるわけではありません。たとえば「water」という単語は必ずしも「ウォーター」と発音されるわけではありません。「t」が「フラップ」という現象を起こし、「ワーラー」や「ワーダーのように発音されます。

「stop」という単語も、「ストップ」とは発音されず、語尾の「p」はほとんど発音されません。このような「単語の発音のルール」を把握せず、英単語の音を綴りのまま覚えていたり、カタカナに置き換えて覚えていたりすると、リスニングの上達は遅れてしまいます。

3. 英語特有の音声変化やリズムに慣れていない

英語の発音には、独特の音声変化があります。例えば、「Can you take a picture?」という文は、「キャニュウ テイカ……」のように、子音で終わる単語の語尾と母音で始まる単語の語頭がくっついて発音されます。これをリンキング(連結)といいます。

さらに、先ほどの文を、それぞれの単語を均等な長さで発音すると、英語の発音として不

自然になります。内容を表す「Can」「take」「picture」を強くゆっくり読み、補助的な働きをする「you」「a」は弱く素早く読むのが英語の自然なリズムです。

これらの音声変化やリズムに慣れていないと、英語音声を聞き取りづらくなり、リスニング力が上達しにくくなってしまいます。

4. 英語音声のスピードについていけない

英語音声が「速すぎて聞き取れない」と感じている方は、聞こえてきた英文を「前から理解する」習慣がついていない可能性があります。

リーディング時に、同じ部分を何度も読み返していたり、知らない単語が出てくるたびに立ち止まってしまう人は、リスニングでも同じ現象が起こっている可能性が高いです。

聞こえてきた英文を前から理解する「英文処理速度」が、流れてくる英語音声より遅いと、最初の方こそ聞き取れるものの、流れ続ける英語音声にだんだんと追いつけなくなってしまうのです。

5. 会話背景や設問を理解できていない

TOEICなどの資格試験のリスニングを特に苦手としている人は、英語音声が流れ始める前に設問を読み終えておらず、どんな状況の英語音声か分からないままリスニングに臨んでいる可能性があります。

これは4と同じく読解スピードの問題でもあるのですが、逆にどんな場面で話されている音声か、設問を読み切って事前に把握していれば、話されている内容を想像しやすく、注意して聞くべき部分も自分で分かるはずです。

リスニングが上達しない原因に対する対処法

5つのうち、自分が抱えている問題がどれか分析できたでしょうか。原因がわかれば、それぞれに対策を講じることで、やみくもにトレーニングするより効率的に、リスニング力をアップさせられます。

リスニングが上達しにくい原因 克服するための対処法
単語や文法知識の不足 リスニングのための語彙力と文法力をつける
単語がどう発音されるか知らない 英語の音を理解する
英語特有の音声変化やリズムに慣れていない 英語の音声変化パターンを学ぶ
英語音声のスピードについていけない

会話背景や設問を理解できていない

英文の読解スピードを上げる

自分が抱えている問題がどれに当たるのか判断がつかない、上記の方の対処法を見てピンとこないという方は、あとに紹介する「ディクテーションによる弱点把握」を試してみて下さい。

1. リスニングのための語彙力と文法力をつける

英文は、単語と文法を正しく把握していれば理解できる場合がほとんどです。ここでいう「文法」の知識とは、細かい文法用語ではなく、英語音声やスクリプト(書き下し文)を理解するための基本的な文法知識のことです。

そのため、リスニング力を鍛えるために文法を勉強しようとして、高校3年までの文法事項が網羅された分厚い参考書を利用することはおすすめしません。

英語初心者の方や、TOEICなどのリスニングテストを間近に控えている人は、中学3年間で習う、基本的な文法がまとめられた書籍などを利用しましょう。

2. 英単語の音を理解する

リスニングを上達させるために、単語を覚える時は、意味と綴りだけでなく、お手本となるネイティブ音声もセットで覚えるのがおすすめです。

単語と正しい英語発音をセットで覚えることで、自分もネイティブに近い発音で何度も復唱することができます。

結果として、綴りと意味だけを覚えるより、単語が定着しやすくなり、リスニング上達にもつながるので一石二鳥です。

3. 英語の音声変化パターンを学ぶ

英語には、先ほど紹介した「リンキング」のほかに「同化」「脱落」「弱形」など、様々な音声変化パターンがあります。

こういった音声変化について初耳、あるいはよく知らないという人は、英語にはどんな音声変化のパターンがあるか、まず頭で理解するとよいでしょう。

その上で英語音声を聞くと、音声変化を起こしている部分に気づきやすくなります。

英語独特のリズムについても同様で、「内容語は強くゆっくり読む、機能語は弱く素早く読む」「代名詞の強形と弱形」などのルールをまず把握した上で、リスニングのトレーニングに臨むと良いでしょう。

4. 英文の読解スピードを上げる

英文の読解スピードを上げるには、「英文を前から読んで理解する」くせをつける必要があります。学校の英語の授業で「関係詞節は後ろから訳す」などの習慣がついてしまった人も多いと思いますが、読解スピードを上げるためには、返り読みは厳禁です。

わからない単語が多いと読むのに詰まってしまうため、8割以上はすでに知っている単語で構成された文章を教材に選ぶようにしましょう。

このような方法で、とにかくリーディングの量をこなすと、英文を前から読んで理解する習慣がつき、読解スピードも自然と上がります。

スコアアップにも繋がる英語リスニング上達のコツ

目標を決める

英語学習のモチベーションを維持するには、実は目的意識を明確にすることがとても重要です。

英語学習は日本人にとって難しいものです。学習の途中で、「何でこんなに頑張ってるんだっけ……?」とふと考え込んでしまう瞬間があるかもしれません。そして場合によっては英語学習の挫折につながる可能性もあります。

TOEICや英検などの資格試験の結果そのものを目標としても良いですし、「アメリカで知り合った友人とファッションの話をしたい」「会議で堂々と意見を言えるようになりたい」などと、具体的な理想像を思い描くのもよいでしょう。

ただし、「会議で堂々と意見を言う」などというのはあくまで最終目標です。目標と自分の英語力がほど遠い場合は、無理に壮大な目標を立てずに、「毎日必ず英語学習に取り組む」「1日5個単語を覚える」などスモールステップで目標を立てていくと、挫折を防ぐことができます。

また、「友人との会話」「ビジネスシーンでの英語」などを習得の目標としている人たちにも、自分の英語力を目に見える形で実感するために、TOEICスコアなどを指標とするのもおすすめです。

狭い範囲を反復練習する

リスニング力をアップさせるには、様々な文章に幅広く触れるよりも、過去問などの限られた文章にしぼって、その英文を何度も反復して練習するのが効果的です。

新しい単語や表現を覚えるには、その単語を何度も見て、耳にする必要があります。何度も同じ単語・表現に遭遇しているうちに、あまり考えなくてもその音や意味が思い浮かぶようになるため、リスニング力アップに高い効果が期待できます。

リーディングも並行して勉強する

英語のリスニングを上達させるためには、実はリーディング力を磨くことも効果的です。先ほど「リスニングが上達しにくい原因」として、以下のような問題を挙げました。

  • 英語音声のスピードについていけていない
  • 会話背景や設問を理解できていない

耳で聞くか目で読むかのインプット方法の違いはあれど、どちらも英文処理速度が遅いことが問題なので、読解トレーニングをすることで解決します。実際、TOEIC対策としてリーディングを重点的に学習したら、リスニングのスコアもアップしたという体験談もあります。

一言一句すべてを聞き取ろうとしない

TOEICや英検のリスニング対策をしている人にお伝えしたいのは、リスニングは記憶力を問うテストではないということです。一言一句すべてを聞き取ろうとせず、注意して聞くべきところだけ集中して聞き、後はざっとした内容を把握できれば大丈夫です。

日本語で会話しているときでも、目の前の人の発言をすべて記憶したりはしないですよね。英語の試験でも、重要なところだけ聞き取れるように、事前に「どこを聞くべきか」待ち構えているようにしましょう。

設問を先に読むよう心がけるだけでなく、「文頭の疑問詞に集中する」など、ちょっとしたコツをあらかじめ把握しておくことで対策できます。

1日3分でもリスニング中は集中する【聞き流し厳禁】

意味の分かる音声に注意を向けず聞く「聞き流し」は、リスニング力アップに一定の効果があります。

しかし、本気でリスニングを上達させたいなら、聞き流しのみのトレーニングではなく、最低でも1日3分、集中してリスニングに取り組む時間を設ける必要があります。

リスニング力アップのためには、大まかに聞く(多聴)だけでなく、集中して聴く(精聴)トレーニングもしっかり行いましょう。

場面や情景をイメージしながら聴く

リスニングの際には、その英語音声がどのような状況で発話されているか、場面や情景、話者の感情などをイメージしながら聞くのもコツです。

イメージを膨らませながら英語音声を聴くと、知らない単語でも意味を予測しやすく、また、イメージと結びつけることでその単語を覚えやすいという効果があります。

英語のリスニングが上達する勉強法

以下、英語のリスニング力を向上させるための具体的な勉強方法をご紹介します。

  1. ディクテーション
  2. リピーティング
  3. オーバーラッピング
  4. シャドーイング
  5. 音読

ディクテーションは、リスニングの弱点把握や苦手分野の分析に有効です。それ以外は、英語の音を聞きながら、自分も声に出して発音するトレーニングとなっています。

人は、自分で発音できない音を聞き取ることができません。すなわち、英語のリスニングを上達させるためには、英語の発音を理解し、自ら再現できるようになる必要があります。

1. ディクテーション

ディクテーションとは、聞こえてきた音声を書き取るトレーニングです。リスニング教材でなくても、海外ドラマのワンシーンや洋楽なども構いませんが、正確なスクリプトがあるものを選んでください。

教材を準備したら音声を何度も聞いて一字一句書き取っていきましょう。スペルがわからないところはカタカナでメモしたり、どうしても聞き取れないところは空欄にしても構いません。

また正確に聞き取れずとも、文法や文構造、または文脈から推測するという方法を使っても大丈夫です。

これ以上は無理というところまで書き取ったらスクリプトを見て答え合わせをします。大文字・小文字、冠詞、複数形sの抜け、句読点も細かくチェックしてください。ここで、聞き取れなかった理由を分析することで、自身のリスニングの弱点がわかります。

事象 聞き取れない原因
スクリプトを見ても意味がわからない 単語や文法知識の抜け漏れ
知っている単語が聞き取れてなかった 単語の発音を知らなかった

文章中の音声変化を把握していなかった

回数を重ねているうちに聞き取れるようになった 英文処理のスピードが遅い
意味を知らない単語や表現が多かった リスニング教材として難易度が高すぎる

2.リピーティング

リピーティングは、英語音声を聞き、そのまま同じように繰り返す練習方法です。一文終わるごとに音声を止め、お手本の音声をまねして発話します。

ネイティブの発音やアクセント、イントネーションを模倣することで、自然な英語のリズムや音声パターンを身につけることができます。

3. オーバーラッピング

オーバーラッピングは、ネイティブの音声に自分の声を重ねるようにして、お手本と同時に発音する練習方法です。

音読やリピーティングより難易度は上がりますが、お手本とぴったり同じリズムで発音することを目指すため、英語特有の音声変化やリズムに慣れることができ、リスニングと同時にスピーキングを鍛える方法としてとても効果的です。

4. シャドーイング

シャドーイングは、ネイティブスピーカーがまだ話している最中に、ワンテンポ遅れて繰り返し始める方法です。影(シャドー)のように音声を追いかけていき、かなり高負荷なトレーニングとなりますが、同時通訳者のように即座に理解と反応を行う能力を鍛えることができます。

また、最終的にはスクリプトを見ずに行うため、文法が頭に入っていないと全くついていけません。最初のうちは、あらかじめディクテーションで不明点をなくしておき、リピーティングなどで口を慣らしてから、シャドーイングに進むとよいでしょう。

5. 音読

音読は、英語の文章を声に出して読むトレーニング方法です。一文ずつ音声を止めていたリピーティングとは違って文章をまとめて読みます。

発音やイントネーションを口に定着させる練習になりますが、自分が発する音を聞くことで、英語の音と単語の関係性を理解する能力が強化され、同時にリスニング力も向上させます。

自分が音読する音声を録音し、お手本と聞き比べてみましょう。

リスニングを飛躍的に伸ばすなら発音矯正コーチングがおすすめ

繰り返しになりますが、リスニングの上達には、正しい英語の音を自分で再現できることが重要です。

英語の発音を改善するためのトレーニング方法はいくつかありますが、発音矯正コーチングや英会話スクールなどで専門的な指導を受けることも一つの選択肢です。プロの発音教師や発音に特化した英語コースは、独学では難しい発音の自己採点や細かな点の改善に役立ちます。

ハツオンでは、プロコーチが受講生一人ひとりに合わせてカリキュラムをオーダーメイドし、また自分で反復練習ができるよう正しい学習サイクルを身につけることができます。

英語のリスニング教材の選び方

試験対策は公式問題集や過去問のみで十分

TOEICや英検などの資格試験対策をする際には、あれこれ参考書を買う必要はなく、公式問題集や過去問のみで充分です。

それぞれの資格試験には必ず特有の傾向があり、使われる語いやテーマが限られます。リスニング学習では、様々な種類の英語音声に触れる必要はなく、決まった英語音声に対して、ディクテーション・音読・リピーティング・シンクロリーディング・シャドーイングと深掘りしていくのがおすすめです。

現状のリスニング力で7~8割の内容を理解できるもの

リスニング教材は、初めて聞いても7〜8割理解できるものを選びます。難しすぎる内容だと、リスニングのトレーニングだけでなく、単語や文法の学習など、他にやるべき学習内容が多くなってしまいます。

また知見のないテーマだと単語の意味や内容を推測しにくいうえ、自分が興味を持って取り組める内容の教材でないと、英語学習のモチベーションが維持できなくなってしまい、挫折につながる恐れがあります。

アプリならショート素材を多数収録したものを活用

英語のリスニング教材として、英語学習アプリも便利に利用できます。英語学習アプリを選ぶ際におすすめなのが、1回のリスニング学習が短時間で完結するよう設計されているアプリです。

リスニング学習は、数分間でも集中して取り組めば効果を実感することができます。そこで、数分以内に収まるレッスンや英語音声を選ぶと、忙しい社会人の方でもスキマ時間を有効利用することができます。

英会話スクールやコーチングで推奨される教材

リスニング力アップの手段として英会話スクールや英語コーチングスクールに入会すると、そのスクールオリジナルの教材を利用できることがあります。英会話スクールオリジナルの教材は、学習者が効率よく目標を達成できるよう設計されています。

そして、英語コーチングでは、それぞれの受講生に合わせてオーダーメイドした教材が提供されるので、初心者でも効率よくリスニング力をアップさせることが可能です。

英語のリスニングに関するよくある質問

リスニングの上達に必要な期間や学習時間はどのくらい?

学習者それぞれの目標と現状の英語レベルの差の大きさによって必要な学習時間は異なりますし、学習時間・頻度によってリスニングの上達に必要な期間は変わります。

ハツオンでは、週2〜3回の講師との50分のレッスンに加え、週に1回の日本人トレーナーとの面談、1日5分〜1時間程度の自主学習を行いますが、どのレベルの方でも2ヶ月で目標を達成し、実際に変化を体感しています。

聞き流すだけでも多少の効果はありますか?スキマ時間を利用したいです。

意味の分かる音声を、あまり注意を向けず聞くという意味の「聞き流し」は、リスニングトレーニングとして補助的に利用することは可能です。

ただ、リスニング力アップのためには、1日数分でもいいので、集中してリスニングに取り組む時間を設ける必要があります。

リスニングの上達を確認する方法はありますか?

最も分かりやすい確認方法は、TOEICなどの資格試験を利用して、スコアという形で可視化することです。

また、シャドーイング等のトレーニングを行っていて、「聞き取れないところが聞き取れるようになった」「言えない部分が言えるようになった」という小さな変化を毎日書き留めておくと、見返したときに上達の足取りを追うことができます。

英語のヒアリングとリスニングの違いは何ですか?

英語で「音をきく」ことを表す動詞は、「hear」と「listen」があります。hearは「流れてくる音を、あまり注意を向けず聞き流す」というニュアンスであるのに対し、listenは「注意を向けて聴く」という違いがあります。

以前の日本ではこのような違いが認知されていなかったため、「リスニング」というべきところを「ヒアリング」と誤用していました。

英検では1993年まで「ヒアリング」という用語を用いていましたが、1994年から「リスニング」という用語に改められています。

なお、「相手の話をよく聞いて情報収集する」という意味で「ヒアリングをする」というビジネス用語もありますが、「hear(注意を向けずに聞く)」という動詞の性質上、英語に転用するとおかしな表現になってしまうので注意しましょう。

洋楽を聴いたり、洋画を観たりすることでリスニングに効果はありますか?

リスニング教材として、自分の好きな題材を選ぶのは、非常に有効な方法です。そのため、ポイントを押さえれば非常に効果的な教材になりえます。

リスニング教材の選び方として、まず注意したいのが、最初から70〜80%聞き取れる教材を選ぶということです。

そして、最終的には字幕やライナーノーツを利用して、リピーティングやシャドーイングを行うと、リスニング力アップに非常に大きな効果を発揮します。

一方、ただ単に洋楽を聴くだけ、洋画を観るだけでは、それほどリスニング力アップ効果は期待できません。

あくまでリスニング学習に興味を持つ入り口として、自分の好きな英語音声を探してほしいと思います。

まとめ

英語のリスニング力を効率よくアップさせるためには、「なぜ聞き取れないか」自分の弱点を明らかにする必要があります。ディクテーションを使って弱点を把握し、対処法を実行してみてください。

自分で発音できない音は聞き取れません。そして逆に、発音を矯正することで驚くほどリスニングが上達する可能性があります。リスニングが思うように上達しないという人は、この記事で紹介した勉強法やコツをぜひ試してみてください。

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