
英語の発音トレーニング|おすすめアプリや練習のコツも紹介
目次
【トレーニングを始める前に】良い英語の発音を構成する4つの要素
ひと口に英語の発音を良くすると言っても、そもそも目指すべき英語の発音とはどのようなものなのか。具体的なトレーニングに入る前に、英語の発音の特徴や、英語独特の発音ルールを解説します。
声に出して話される「英語の音」は、以下の4つの要素で構成されています。
- 音素(母音子音)
- 音節・アクセント(単語)
- 音声変化(文中)
- イントネーションと強勢(文脈)
よく言われる「ネイティブのような」も、ネイティブスピーカーの出す音を基準としたときに、それぞれの要素がそのネイティブ水準に近いという意味です。すなわち、誰でも聞き取りやすい英語の音を出すには、それぞれの要素をトレーニングで鍛えればいいのです。
1. 母音子音の音素(発音記号)
母音子音は、英語の音の最小の単位となる音素です。アメリカ英語の場合、英語の音素は母音16・子音24の計40個あり、日本語の音素19個(母音5・子音14)の2倍以上あります。
英単語の音を作るベースとなるため、最初に習得しておかないと、自分で英単語を発音したり、スペルや発音が似ている聞き分けたりするのが難しくなります。
たとえば、ball(球のボール)と bowl(お皿のボウル)の母音音素に着目してみましょう。敢えてカタカナで表現すると、ball[bˈɔːl] の [ɔː]は「オァ」、bowl[bˈoʊl] の [oʊ]は「オーゥ」のようになり、母音音素の違いで単語の発音も意味も変わってきます。
母音子音の音素は、すべて発音記号で表記することができます。英語の発音を良くするうえで、発音記号を学ぶことは必須ではありません。然るべき発音を認識しながら練習に取り組むために、一通り学んでおくことを推奨します。
2. 単語の音節・アクセント
音節は、一つまたは複数の音素が組み合わさって成り立つ音の単位です。通常、音節は一つの母音音素を中心に構成され、たとえば、”object” という単語は、”ob-ject” のように2音節と数えます。
さらに、英語には、特定の音節にアクセント(ストレス)を置いて強く発音するルールもあります。このアクセントの位置(ストレスを置く音節)を間違えると、単語によっては聞き取ってもらえなかったり、別の意味の単語として受け止められたりするため注意しましょう。
”object” の例で言えば、”OB-ject [ɑ́bdʒekt]”と最初の音節にストレスを置くと、「物」という名詞になりますが、”ob-JECT [ɑbdʒékt]”と2番目の音節にストレスを置くと、「反対する」という動詞になってしまいます。
3. 英文の音声変化
英語では、同じ単語でも、文の中でその位置や前後の音によって音声が微妙に変化する「音声変化」が起こります。単語と単語をつなげて発音する「リンキング(連結)」や、もともとある音を一部省略・弱化する「リダクション(脱落)」などの現象です。
日本語にはない現象のため、このルールを把握していないと、音読などの発音トレーニングが難しくなってしまいます。
たとえば、”I don’t speak English.”というフレーズは、一語ずつ「アイ・ドント・スピーク・イングリッシュ」とは発音されません。まず、”don’t” の語尾の ”t” はリダクションで脱落し、「アイ・ドン」のように発音されます。さらに、”speak” の語尾の子音 ”k” と、次の語の ”E” が連結して「アイ・ドン・スピーキングリッシュ」のように発音されます。
4. 文脈に沿ったイントネーションと強勢
イントネーションは、話す際の声の高さの変動を指し、一連の文やフレーズ全体の音声パターンを作り出します。
よく耳にする ”Excuse me.” を例にとってみましょう。平坦で下がり調子のイントネーションで発音すると、「ちょっと失礼します」や日本語で軽く口にする「すみません」という意味になりますが、”Excuse me?⤴︎” と上がり調子のイントネーションでは、「(聞こえなかったので)もう一度言ってもらえますか」という意味になります。
また、英語では、特定の単語やフレーズに強勢を置き、強く長く発音することで、その重要性や感情的な強調を表現します。
たとえば、通常は ”I GOT a new JOB.”のように、意味を決める重要な単語 ”got” と “job” に強勢が置かれます。しかし、前々から仕事を探していて「(ついに、)新しい仕事をゲットしたよ!」という文脈では、”I got a NEW job.”のように、話し手が ”new” を強調することがあります。
日本語は、常につらつらとフラットに話され、特に強調したい時のみにわかりやすい強勢を入れますが、英語では英文ごとに強勢が入る単語があることが多く、独特のリズムで読まれることに注意しましょう。
英語の発音を良くする具体的なトレーニング5選
目指すべき英語の発音がどういうものか、その特徴や規則性を理論的に捉えることができれば、あとは実践練習を積み上げるのみです。英語の発音を良くするための具体的なトレーニング方法をいくつかご紹介します。
1. 発音練習アプリの活用
最近は、パソコンやスマホを使った発音学習アプリが数多くリリースされています。発音練習アプリは、個々の音素(母音子音)や単語の発音を練習したり、AIを利用した音声認識技術によって自分の発音のどこが間違っているかを可視化したり、発音を改善するための機能が揃っています。
※発音練習アプリの選び方やおすすめ機能は、次章で紹介します。
こういった機能によって、自己学習でも正しい発音の練習が可能です。また、アプリならではの特徴として、スマホのリマインダーで継続的に練習できること、場所を選ばずにスキマ時間でも練習できることなどが挙げられます。
2. 流暢な英語のリスニング
ネイティブ話者のような流暢に話される英語を頻繁に聞くことは、自然な英語のリズムやイントネーション、発音を身につけるのに有効です。
映画、音楽、ポッドキャスト、オーディオブックなどのメディアを活用するとよいでしょう。お気に入りの番組や興味のあるテーマであれば苦痛なくインプット学習を行えますし、英語のニュースを聞けば、よりフォーマルな発音を学ぶことも可能です。
3. 正しい発音での音読
発音の上達には、理論学習だけでなく、繰り返し声に出して発音する実践練習が不可欠です。実際に発声することで、英語の発音と同時に口元の動きを練習することができます。
独学でも正しい発音が身につくように、以下のような工夫を取り入れてみるとよいでしょう。
- お手本の音声がある教材を音読する
- 自分が音読した声を録音し、お手本と聞き比べて発音をチェックする
- 鏡で口元や表情を確認しながら音読してみる
最初の方は、舌の位置を固定したり口を動かしたりするだけでも難しいかもしれませんが、慣れると意識しなくても自然と口の形を作れるようになります。まずは、ゆっくりと正しく発音することにフォーカスし、徐々に音読するスピードを上げていくといいでしょう。
4. ネイティブスピーカーとの会話
もし可能であれば、ネイティブレベルに流暢に英語を話せる人と実際に会話をする機会を設けてみてください。自分の発音が英語話者に通じるのか、客観的に評価してもらうチャンスです。
会話を通して、自然な発音と聞き取りのスキルを同時に練習することができ、また実用性の高いフレーズの発音を学ぶこともできます。
異文化交流イベントへの参加やイングリッシュカフェ、外国人がよく集まるバーなどで、身近に英語を話せる環境があればいいのですが、そうでない場合はオンライン英会話などを活用するとよいでしょう。
5. スクールやコーチングによる発音指導の受講
発音に特化した英語コースやコーチングを利用するのも一つの選択肢です。専門知識がなければ見過ごされてしまう微細な発音の誤りを見つけ出し、それを修正するための具体的なアドバイスを提供してもらえます。
個々の弱点や学習ペースに合わせてカリキュラムが作成され、正しい方法・手順でトレーニングを受けることができ、さらに発音を即座にフィードバックして修正までその場で実施するため、時間の無駄なく効率的・計画的に正しい発音を習得していくことが可能です。
発音トレーニングに役立つおすすめアプリ3選
発音トレーニングに役立つiPhone/Android両対応アプリを3つ厳選してご紹介します。
- スピークバディ|AIが弱点を可視化してくれる発音トレーニング機能
- スタディサプリENGLISH|発話データと専門家監修のもと作成された基礎発音講座
- ELSA Speak|世界195か国で高く評価される英語発音矯正アプリ
これらは、単なる正誤判定だけでなく、AIによる詳細な音声解析や自身での聞き比べチェックなどを通して、発音”矯正”まで行えると評価の高いアプリです。
ここでご紹介するサービス以外で発音練習アプリを探す際は、下記の機能が搭載されているかをチェックしておくとよいでしょう。
- 発音判定機能
- 録音再生機能
- 発音分析・フィードバック機能
1. スピークバディ|AIが弱点を可視化してくれる発音トレーニング機能
スピークバディは、AIキャラクターを相手にリアルな英会話を体験できるAI英会話アプリです。表示された英文の音読や英作文に対し、AIが発音・抑揚などの正確性を診断してくれます。自分の発音を録音再生する機能もあるため、お手本と聞き比べて改善点を見つけることも可能です。
第二言語習得理論に基づく最先端のメソッドで、「続けやすさ」と「高い学習効果」を両立しており、ユーザーの82%がスピーキングのスコアがアップしたという実績があります。
カリキュラム | 日常英会話・ビジネス英会話 |
機能 | リスニング練習・実践英会話・英作文 |
対象レベル | 初級~上級 |
無料体験 | 1週間の無料体験あり |
スピークバディのおすすめポイント
- AIの自動音声認識で、発音のフィードバックを個々の発音記号レベルで受けられる
- AIキャラクターを相手に、1レッスン15分から気軽にスピーキング練習ができる
- 800以上のリアルな英会話シーンから学習できる
- AIが定着レベルの低い学習内容を把握し、復習すべきレッスンを薦めてくれる
スピークバディの料金体系
プラン名 料金(税込) |
内容 |
1ヶ月プラン 月額3,300円 |
すべての機能が利用できます。 |
6ヶ月プラン 月額2,967円* |
すべての機能が利用できます。 *6ヶ月契約で総額17,800円 |
12ヶ月プラン 月額1,983円** |
すべての機能が利用できます。 **12ヶ月契約で総額23,800円 |
2. スタディサプリENGLISH|発話データの分析と専門家監修のもと作成された基礎発音講座

出典:スタディサプリ公式サイト
スタディサプリENGLISHは、ドラマ形式の英会話をベースに、実践的なフレーズを学ぶことができる総合英語学習アプリです。2022年5月より、「新日常英会話コース」と「ビジネス英語コース」にて、新しい学習コンテンツである「基礎発音講座」がリリースされました。
発音に苦手意識を持つ人でも発音を体系的に学べるよう、発話データの分析と専門家監修のもとにカリキュラムが設計されています。動画内のレッスンで講師と一緒に発音を声に出して練習し、動画視聴後の練習ではAIによる音声判定で習熟度を測定できます。
カリキュラム | 日常英会話・ビジネス英会話 |
機能 | 発音に関する動画視聴・発音練習とフィードバック |
対象レベル | 初級~上級 |
無料体験 | 14日間の無料体験期間あり、一部機能は無料で利用可能 |
スタディサプリENGLISHのおすすめポイント
- 発音に苦手意識を持つ人向けに設計されたプログラムで、短期間で効率よく学べる
- 発話データの分析と専門家監修のもと、学習者が特に苦手とする発音に焦点
- カリスマ講師イムラン・スィディキ氏のレッスン動画を視聴できる
- 動画視聴後に単語や文章の発音を実践し、AIの音声認識技術が習熟度をチェック
スタディサプリENGLISHの料金体系
プラン名 料金(税込) |
内容 |
1ヶ月プラン 月額2,178円 |
すべての機能が利用できます。 |
6ヶ月プラン 月額1,958円* |
すべての機能が利用できます。 *6ヶ月契約で総額11,748円 |
12ヶ月プラン 月額1,738円** |
すべての機能が利用できます。 **12ヶ月契約で総額20,856円 |
3. ELSA Speak|世界195か国で高く評価される英語発音矯正アプリ
ELSA Speakは、世界で最も利用されている英語発音矯正アプリです。よりネイティブらしい流ちょうな英語の発音習得をサポートします。
高性能な音声認識技術を搭載したAIが、微細な間違いや強弱の違いも見逃さず、どこをどう改善すれば良いかをアドバイス。200以上の楽しいレッスンで毎日10分、良く使われる慣用句なども収録されています。
ELSA Speakのおすすめポイント
- 世界トップ5に入る高精度の音声認識技術を搭載
- 100ヶ国以上で愛用されている世界水準アプリ
- AIが個々の弱点に沿ってカリキュラムを作成
ELSA Speakの料金体系
プラン名 料金(税込) |
内容 |
Pro 3ヶ月プラン 月額1,197円* |
日常英会話レッスンのみ利用できます。 3ヶ月契約で総額3,590円 |
Pro 1年間プラン 月額933円** |
日常英会話レッスンのみ利用できます。 **1年間契約で総額11,200円 |
Premium 3ヶ月プラン 月額1,497円 |
すべての機能が利用できます。 **3ヶ月契約で総額4,490円 |
Premium 1年間プラン 月額1,165円 |
すべての機能が利用できます。 1年間プランで総額13,980円 |
英語の発音トレーニングを行う際の注意点
学習を効果的に進めるうえで、発音トレーニングを行う際には以下の点に留意しましょう。
発音の基礎をスキップすると間違ったクセがついてしまう
冒頭でお伝えしたように、英語の発音は、以下の4つの要素で構成されています。
- 音素(母音子音)
- 音節・アクセント(単語)
- 音声変化(文中)
- イントネーションと強勢(文脈)
ここで、音の最小単位である「音素」を曖昧に定着させてしまうと、一つひとつの単語も間違った発音で身についてしまいます。さらに誤った音の単語に文中で音声変化が起こるのです。
基礎となる母音子音の理解をスキップして文章の音読を続けても、発音はなかなか上達してくれません。それどころか間違った発音が定着してしまい、後から矯正するのに無駄な苦労がかさむこととなるでしょう。
そのものに実用性がない母音子音の発音練習はつまらないものかもしれませんが、最初はどうしても地道にコツコツの積み重ねが求められます。しかし、最初に英語の音素の知識を習得し、自分のものにしてしまえば、そのあとは音声変化やイントネーションのみに着目して音読を行えばいいのです。
さらに、英語の基礎音が発音できるようになれば、リスニング力も向上します。これによって、インプットとアウトプットともにトレーニング量をこなすことだけに集中でき、英語学習全体レベルでの学習効率がアップします。
ネイティブを真似るだけでなく、自分の声を録音して発音を聞き比べる
ネイティブスピーカーの発音を真似ることは非常に有益ですが、それだけでなく自分の声を録音して、自己チェックすることも重要です。
自分の声を聞き返す習慣をつけると「自分は正しく発音ができているか」「ネイティブとはどこがどう違うのか」などと、普段からの発音に対する自己意識が高まります。また、自分の進歩を客観的に評価するためにも役立ちます。
継続的に取り組まなければ衰えていく
これは他のスキル習得にも言えることですが、特に言語学習においては「継続的にトレーニングに取り組むこと」は重要です。一度身につけた発音のスキルも、定期的に練習をしなければ忘れてしまったり、頭では発音ルールを理解していても思い通りに口元を動かせなくなったりすることがあります。
英語を正しく発音するには、普段日本語では使わない音や発声方法が必要です。そもそも英語を発音するための口や舌・喉・横隔膜を動かす筋肉を持ち合わせていないため、最初のうちは発音トレーニングをすると口元や表情筋がとても疲れるでしょう。
そのため、2〜3日集中的にトレーニングを頑張って、そのあと数週間も休んでしまうと、頭では覚えていたとしても再現できず、実質はふりだしに戻ったに等しいのです。筋トレと同じで、発音を習得しきった後でも英語をずっと話していなければ、また英語の発音筋は衰えていきます。
英語の発音が上達したか検証する方法
英語の発音が本当に上達しているのかを自分で判断するのは難しいものです。お手本があるものは自分の声を録音して聞き比べればいいのですが、英作文したものはお手本がありません。
そこで、より客観的に自分の発音を評価し、上達具合をチェックする方法をいくつかご紹介します。
SiriやGoogleアシスタントに話しかけてみる
まず、SiriやGoogleアシスタントなどの音声認識ソフトウェアに英語で話しかけて、実際に指示を理解してもらえるかを試してみるという方法があります。
弱点の特定や発音修正は行えませんが、自分が通じる英語を話せているのかを手軽にチェックできます。
オンライン英会話で発音をチェックしてもらう
英語話者に話しかければ、自分が伝わる英語を話せているかがすぐにわかります。オンライン英会話であれば、講師に「発音を意識的に聞いてほしい」とも頼みやすいでしょう。
ただし、英会話レッスンは、発音を極めるというよりは、スピーキングやコミュニケーションに重きを置くため、話を遮ってまでは細かい発音の間違いを指摘されないこともあります。また、講師が発音矯正の専門家とは限らず、どの発音が間違っていてどのように修正すればいいのかを的確に指導できるわけではないことにも注意が必要です。
単純に、自分の英語の発音が聞きやすいか、またどの辺が聞き取りづらいのかなどを確かめるには十分でしょう。
発音コーチングで継続的なトレーニングと矯正指導を受ける
自分の発音の良し悪しや上達具合を検証する最も確実な方法は、発音矯正に特化した英語コーチングサービスの受講です。
まず、現状どの発音ができていないのか、特に苦手で重点的にトレーニングを行う必要がある音は何かを分析し、受講生の学習ペースやニーズも取り入れながら、最適なカリキュラムを個別で提案してくれます。
また、コーチングやレッスンを定期的に受講し、その間に自己学習課題をこなすといったように、半強制的に発音トレーニングを継続することができるのもメリットです。
実際に、MeRISEが提供する発音矯正コーチングサービス「ハツオン」では、受講者のスタート地点は英語初心者から中上級者までさまざまですが、カリキュラムを終えた受講生は、全員が2ヶ月で発音スキルやスピーキング力における成長を実感しています。
英語の発音トレーニングに関するよくある質問
トレーニングによって発音が上達する期間の目安を教えてください。
発音が上達するまでの期間は、受講生それぞれの現状のレベルと目標とするレベルの差、1日に設ける学習時間と学習頻度、身の回りの環境などによってまちまちです。
MeRISEの発音特化型英語コーチングサービス「ハツオン」は、週に2〜3回のレッスン、週に1回の日本人トレーナーとの面談と、自主トレーニングで構成されています。
1日90分の自主学習を行った人もいれば、「1日5分でもいいから毎日行う」と決めていた人もいますが、いずれの学習スタイルにせよ、発音学習を継続した受講生は、全員2ヶ月間で英語の発音において満足のいく変化を実感しています。
発音記号は覚える必要はありますか?
英語の発音記号を覚えること自体は、発音の上達に直結するわけではありませんが、発音記号を意識して発音学習を続けると、ネイティブにも通じる標準的な英語発音が身に付きます。
また英単語の発音は耳から学ぶこともできますが、英語には日本語にはない音が多く、日本人の場合は、先に発音記号を一気に覚えてしまった方が発音の上達が早いと考えられます。
自分が継続しやすい発音トレーニングから始めましょう
伝わる英語の発音を習得するためのトレーニング方法やおすすめアプリをご紹介させていただきました。英語の発音が上達すると、スピーキング力とともに自信も高まり、コミュニケーションの質も向上します。リスニングも含めて最終的には英語全体の学習効率をアップさせることにつながります。
そして、発音トレーニングにおいて何より重要なのは、継続的に取り組むことです。練習頻度が低すぎると習得に時間がかかったり、音の出し方がなかなか定着せず、サボると口や舌を動かす筋肉も衰えていきます。
生きた英語のリスニングや音読のほか、時にはネイティブスピーカーとの会話やプロからの発音指導など、さまざまな手段を組み合わせて自身のニーズとスタイルに合った発音トレーニングを構築していただければ幸いです。